兄弟姉妹けんかにも応用できるADRの威力

今仮にAさんとBさんがもめていて、Aさんが調停を申し込んだとします。
場には当事者であるAさんとBさん、
そしてもう一人、「調停人」という人物が登場します。
この調停人こそが、当事者同士の対話による解決を促進する、
重要な役割を担うのです。

…ここで話す話は、生徒同士のトラブルを解決する先生、
きょうだい喧嘩を止めるお父さんお母さん、
薩摩藩と長州藩を結びつける坂本龍馬(?)
みんなに使えるテクニックです。

調停人は、調停の開始前に、ある魔法の言葉を言うのです。

本当はタダで公開するのがもったいない、この魔法の言葉。

それは…

「これから順番にお話を聞いてまいります。
相手が話をしている間は、たとえいろいろと
言いたいことがある場合でも、
決して相手の話を遮らないようにしてください。」

…これのどこが魔法かって?

これを最初に宣言することで、
当事者は互いに相手の話を聞かざるを得なくなります。

たとえば私がAさんの話を聞いている間、
BさんもAさんの話を聞かざるを得ないわけです。

私は傾聴スキルの特訓を積んでますから、
Aさんの本音を引き出すようによーく聞いて、いいえ、聴いていきます。

Bさんは、今まで知らなかったAさんの思いに触れることで、
ちょっとだけ相手の立場を理解できるようになるわけです。

これをお互いにやっていき、妥協点を探るわけです。

これを読むだけだと、本当にうまくいくか疑問かもしれませんが、
これがびっくりするくらい効くんですよ。
もちろん、解決率100%とは言いませんし、
調停に向く事件、向かない事件があるとは思います。

しかし、裁判するほど大げさにはしたくないが、
解決したいトラブル・いざこざがある、
そんな時には調停はぜひお勧めです!

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