個人事業主だから残業代は出さない、は適法か? その2

http://kuririn.info/black-job/no-more-black/

労働基準法9条は、以下のように労働者を定義しています。

労働基準法第9条

この法律で「労働者」とは、職業の種類を問わず、事業又は事務所(以下「事業」という。)に

使用される者で、賃金を支払われる者をいう。

 

…これだけだと、以前の記事の「光GENJI」は個人事業主で、「ラジオ出演者」は労働者と

判断された基準がよくわからないですね。

※未読の方はこちら

AKB48紅白選抜 矢吹奈子さんと田中美久さんの年齢制限について考えてみる その6

厚生労働省が1985年に発表した判断基準を見てみましょう。

・仕事の依頼への許諾の自由の有無

・業務遂行上の指揮監督の有無

・業務遂行について時間的・場所的拘束性の有無

・業務遂行性に関する代替性の有無

ここでの考え方は、「委任」や「請負」であれば、業務を自らやらなくても下請けに出せるが、

雇用契約であれば、自分の仕事を別の人に代わってやってもらうことは通常ない。

(自分の代わりにアルバイトが仕事をすることも現実にはあろうが、それは結局、

そのアルバイトとも雇用契約を締結していることに他ならず、ここでの議論とは無関係である)

つまり、代替性があればあるほど労働者ではないという判断と親和的であり、

代替性がなければないほど労働者であるという判断と親和的、という結論になります。

そこで、再度「光GENJI」は個人事業主で、「ラジオ出演者」は労働者と判断された

事例を思い出してください。

光GENJIは人気があるから個人事業主だ、という真逆の基準として使われていて、

矛盾してしまっているんですね。

人気ああればあるほど他では代えがたいはずだから代替性はない、

つまり労働者という判断に向かうはずなんです。

ですからやはり、私は「契約そのものの実質」を見るべきであり、

タレントの人気をバロメーターにするべきではないと考えます。

・報酬の算定・支払方法

・その他

具体的には「機械・器具の費用負担」「報酬額の大小」「専属性の有無」

などを総合的に検討し、労働者性を判断することになります。

(つづく)

 

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