個人事業主だから残業代は出さない、は適法か? その3

http://kuririn.info/black-job/no-more-black/

前回までで、理論的なことはほぼ説明しつくしました。

実際の裁判所の判断はどうなっているのでしょうか。

会社側は「個人事業主だから残業代は出さない」といい、

従業員は「労働者だから残業代を払え」という争いは実際にたくさん存在しますが、

その多くにおいて、裁判所は労働者であると認定し、残業代の請求を認めています。

労働法関係は強行法規ですから、簡単には潜脱できないように判断がなされています。

近年では、牛丼屋の「すき屋」(を経営している株式会社ゼンショー)が

この事例として有名です。

すき屋は、アルバイト従業員に対して残業代をまったく支給していませんでした。

しかし、素人目線で考えても、アルバイト従業員が個人事業主であるという主張は

受け容れがたいでしょう。

しかし、すき屋は粘りました。

2008/4/4に首都圏青年ユニオンに加盟していたスタッフが提訴、

それからなんと2年以上の審理の間、残業代を支払うことはありませんでした。

判決直前の2010/8/26、突如、全額の残業代を支給してきた、という事案です。

(付加金で2倍になるのを避けたのでしょう)

すき屋は、私が電子書籍の中で描いた「ワンオペ流血沙汰事件」のモデルとなった

事件が発生した職場でもあります。

※未読の方はぜひこちらをお読みください!

http://bookissue.biz/book/yosuke_kurihara.html

労働者をいじめて不当に搾取してわずかばかりの利潤をあげても、

そこで信頼を失うことによる損失は計り知れません。

使用者の皆さん、どうか姑息な真似はやめて、今すぐ全従業員に1分単位で適法に残業代を

お支払いください。

「個人事業主にされている労働者」のみなさん、あきらめずに証拠(労働時間を証明するもの)

を集めて残業代を請求しましょう。

 

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