理不尽な降格や異動の言いなりになる必要はありません!

労働者は、理由のない理不尽な業務命令に何でもかんでも従う義務はありません。

仙台地裁判決(平成14・11・14)によれば、減給を伴う配転命令の有効性に

ついて、配転命令の側面については社会通念上妥当性を欠き、権利濫用と認められる

場合には効力が否定されると論じ、さらに給与等級の降格の側面においては、

従前の賃金を大幅に減額する場合、賃金は労働契約における最も重要な労働条件である

から、単なる配転と異なり使用者の裁量判断に属する事項とは言えず、降格に客観的

合理性がない限り当該降格は無効であるとして、配転命令よりも判断基準を厳しくして

います。

そして、仮に降格が無効であった場合には、当該配転命令に基づく賃金減少を

根拠づけることができないから、当該配転命令自体も無効になると判断しています。

つまり、異動を伴う降格が言い渡された場合には、単なる異動命令よりも厳しい基準で

降格に客観的な合理性、社会的相当性などの有無を判断し、降格が無効になれば

異動のほうも無効になるのだということです。

なお、客観的合理性の有無の判断に当たっては、労働者の適正、能力、実績等の

労働者の帰責性の有無及び程度、降格の動機及び目的、使用者側の業務上の必要性

の有無及びその程度、降格の運用状況等が判断材料になり得る、

と裁判所は言っています。

 

というわけですから、理不尽な降格や異動を言い渡されたあなた。

諦めずに、まずは司法書士にご相談ください。

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