退社後に研修費を請求された。支払う義務ある?

<質問>

私の会社では、入社時に「2年以上勤めなければ研修受講料を支払う」と書かれた書類にサイン

させられています。

先日、上司のパワハラが原因で退社の意向を伝えたところ、本当に研修費として14万円を

請求されました。何度拒んでも、しつこく電話してくるので着信拒否にしましたが、

別の番号でかけてきました。それでも無視していたら、内容証明郵便が届きました。

さらに無視すると、裁判所から「支払督促」という書類が届きました。

支払いに応じる義務はあるのでしょうか。

 

<回答>

入社時にこのような契約を結ぶことは違法・犯罪行為です。

民事裁判で争うだけでなく、労働基準監督署に通報・告訴してください。

<解説>

2016/12/19付け毎日新聞の記事をもとに事例を作成しました。

「2年以上勤めなければ受講料を支払う」という取り決めは、

以下の法律に違反するので無効です。

労働基準法第16条

使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約を

してはならない。

これに違反すると六箇月以下の懲役又は三十万円以下の罰金です(労働基準法第119条)。

支払う必要はないばかりか、逆に告訴して捕まえてもらいましょう。

 

「法律を守らない会社はとことん守らない。会社を疑わない人ほど、損をさせられている。」

これは、上の事例の目に実際に遭った20代前半女性の言葉です。

平然と労働法を破る企業を許して泣き寝入りしてはいけません。

司法書士にご相談ください!

※「支払督促」については別の記事で説明します。

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