AKB48紅白選抜 矢吹奈子さんと田中美久さんの年齢制限について考えてみる その4

http://kuririn.info/black-job/under15/

現行法下において、中学生である矢吹奈子さんと田中美久さんは、

たとえテレビの仕事であっても午後8時を過ぎたら働かせてはいけないことはわかりました。

しかし、「ああそうですか」「法律は守らないとダメだよね」

とだけ言っているのでは思考停止であり、司法書士ではありません。

司法書士は、現行法でもなんとかできないのか、そもそも現行法は妥当かを考えるのが仕事です。

(この点に関して、ほのかりんさんの記事もご覧ください)

ほのかりんさん全力擁護 未成年の飲酒はなぜいけないかを説明できますか?その1

まず、立法趣旨はなんでしょうか。

それは、労働者の保護、特に年少者の保護ということです。

歴史的経緯を考えれば、明治時代、貧しい農家の少女が製糸工場などに働きに出され、

長時間労働や、休みも月に数日だけというような過酷な労働環境で働かされていたことが

社会問題となり、労働者保護のために工場法が制定されました。

労働基準法は、戦後になって工場法の労働者保護の考えを受け継ぎ発展させてできたものです。

つまり、労働基準法による年少者の深夜労働の禁止の考え方は、

毎日深夜まで年少者を勤務させ、過酷な労働にさらすことを防がなければならない、

という観点に基いています。

しかし。

工場で長時間長期にわたり過酷な状況で働かされてきた事情でできた法律を、

夢の晴れ舞台である紅白出場という場面に形式的に当てはめることが

果たして適当といえるのだろうか?

せっかく投票で紅白選抜に選ばれながら、ステージに立つことができない矢吹さんや田中さん本人

は残念な気持ちでいっぱいだろうし、

彼女らに投票したファンも、その姿をステージで見ることができず同様に残念な気持ちであろう。

憲法13条は幸福追求権を定めている。

矢吹さんや田中さん本人が心から紅白で歌いたいと考えていたとして、

労働基準法による制限は、法律自体が違憲とまでは言わないが、

少なくとも適用違憲と考える余地はないでしょうか?

そうです。労働者、年少者を保護するはずの法律が、

結果的に誰も得しない結果を招いているのです。

そこで次の問いです。

仮に、(現実にはあり得ないが)最高裁がこの件で違憲判決を出したとします。

あなたが国会議員なら、どうすればいいでしょうか?

…この問いに答えられない政治家の皆さんは、すぐにバッジ外して廃業してください!

(つづく)

 

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