民事信託の勧め その1 成年後見制度の欠陥1

民事信託の勧め1

勤務時代の知り合いに民事信託を勧めたら、
とても喜んでくれたのでその話をします。

長くなりそうなので、少しずつ小出しで。

父親が認知症になりそうだから
(※ここがポイント!認知症になってからでは遅いです。
終活は就活と一緒で早く動くことが肝心です。
これを読んでいる今動きましょう!)

父の財産を自分で管理したい、
という場面はよくあると思います。

「成年後見」でいいじゃん、って思いました?
No!

成年後見は、こういう場面では非常に使い勝手の悪い制度です。

以下、成年後見がいかに欠陥制度かを挙げていきます。

1 事実上凍結される財産

例えば、おじいちゃんは孫に毎年110万円の贈与をするのが
とても楽しみだったとしましょう。

しかし、後見人がついたが最後、
二度とおじいちゃんは孫に贈与ができなくなります。

本人の財産維持が後見業務の務めだとかいう理由で、
家裁が贈与を認めることはありません。

もしおじいちゃんの財産を有効に活用できたならば、
子や孫は大学進学とか海外留学とか、
有効な未来への投資をして人生が豊かになったはずです。

認知症になる前の言動から、
明らかに贈与することが本人の意思に叶う場合でさえ、
基本的に贈与は一切できなくなります。

他にも、例えば相続放棄のような、
本人の財産が増えなくなるような行為もダメです。
後見人は(職務だから仕方ないとはいえ)
執拗に法定相続分を要求してきます。

とにかく、せっかく本人が苦労して貯めた財産は凍結され、
投資運用や節税対策等の行為は一切認められません。

あまりに硬直的な制度と言えるでしょう。

(こんなこと書いたら同業者に怒られるな…
まだ続きがありますので、反論は最後まで読んでから
お願いします)

(つづく)

本の紹介ページです。無料サンプルあります。
http://bookissue.biz/book/yosuke_kurihara_3.html