上西小百合議員と給付型奨学金 その2

平均年収等を問題にする場合には、
平均値より中央値を見ないと意味がありません。

たとえば、20代の若者100人を考えて下さい。
一人が巨人の選手、一人がサッカー選手です。
彼らの年収は
100人中98人の年収が200万円、1人が一億円、1人が3億円でした。

この場合、計算すると平均年収は596万円となります。

しかし、この「平均」に何の意味もないことは一目瞭然でしょう。

98人が年収200万なのですから。
このような数字のマジックがあるため、
実態に則した年収などの概算には中央値を見るのが常識です。

そこで、中央値、つまり、真ん中の順位の人の給料を調べてみます。
下の図をご覧ください。

はい。驚愕の実態が見えてきます。

バブル期の世帯収入の中央値は540万円弱です。

で、現在の所得中央値は430万円弱ですね。

約110万円も下落しています。

しかし、これだけではありません。
この図は、「世帯収入」を表しているんです。これがミソです。

バブル当時は女性の社会への参画は遅れていました。
女性の車掌さんとかいませんでした。
身近にも、共働きの家はあまりなかったと記憶しています。

現在はバブル期よりも共働きが一般的です。

以上を踏まえて、先程の数字をもう一度見直してください。
しつこいですが「 年収 」ではなくて「 世帯収入 」なんです。

バブル期は実質世帯収入=父親の年収でした。
現在では世帯収入=共働きの収入です。

つまり、現在では共働きで夫婦二人足しての収入額の一般的な数値が
430万円弱だということですね。

いいですか。

バブル期は、父親一人で540万円稼げたものが、
今は二人で力合わせても430万円しか稼げていないのです。

ということは、年収300万円が当たり前だということです。

にもかかわらず、大学の授業料は年々高騰。
国公立大学の学費は、この40年間でなんと15倍(!)
私立大学でも4倍以上になっている。

日本の高等教育予算は、対GDP比でわずか0.5%。
OECD加盟国の中で最低レベル。
日本は貧困で税も高いくせに、
世界でもトップクラスに大学の授業料が高い国なのだ。

(つづく)

上西小百合議員と給付型奨学金 その1

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