稲田朋美防衛相発言の問題点

稲田朋美防衛相は27日、東京都板橋区で開かれた
都議選の自民党候補の集会に出席し、
「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたい」と
支援を訴えました。

この発言が今、大問題となっています。
何が問題なのかわかりますか?

思いつくだけでも、以下の法令に抵触している疑いがあります。

日本国憲法15条
すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない

公職選挙法136条の2
次の各号のいずれかに該当する者は、その地位を利用して
選挙運動をすることができない
一 国もしくは地方公共団体の公務員…(略)…

国家公務員法102条1項
職員は、政党又は政治的目的のために、寄附金その他の利益
を求め、若しくは受領し、又は何らの方法を以てするを問わず、
これらの行為に関与し、あるいは選挙権の行使を除く外、
人事院規則で定める政治的行為をしてはならない。

自衛隊法61条
隊員は、政党又は政令で定める政治的目的のために、
寄附金その他の利益を求め、若しくは受領し、又は何らの方法を
もつてするを問わず、これらの行為に関与し、あるいは選挙権の
行使を除くほか、政令で定める政治的行為をしてはならない。

※稲田氏は自衛隊員ではありませんが、大臣として
自衛隊法61条違反を教唆したと評価される可能性があります。

憲法15条以外は、いずれも違反には罰則規定があり、
例えば国家公務員法102条1項に違反して政治的行為をした場合、
「三年以下の懲役又は百万円以下の罰金」
です。(国家公務員法110条より)

実力組織である自衛隊は、戦前の軍部主導に対する反省も
あり、厳密な政治的中立性が求められてきました。

2012年2月の沖縄県宜野湾市長選で投票を呼びかける
「講話」を行った防衛省沖縄防衛局長は訓戒処分を受けました。

先月には、安倍が憲法9条への自衛隊明記の方針を
示したことに対する河野克俊統合幕僚長の
「ありがたい」との発言が問題視されたばかりです。

政治家、防衛相として不適格と言うだけでなく、
犯罪者として逮捕されてもおかしくない大失言です。

政府高官は28日、
「調べた結果、稲田氏の発言は違法ではなかった」と述べましたが、
何をどう調べて、どういう根拠でそういう結論となるのか
まったくわかりません。

発言は「防衛相」「防衛省、自衛隊」としての立場を示して
支援を呼びかけています。
法に触れる可能性は否定できない…というか、
明らかに触れているでしょう。

この発言がお咎めなしとなれば、
事実上立場を利用した政治的行為がやり放題ということに
なってしまいます。

即刻辞任、でも甘い、即刻罷免すべき事態です。
この期に及んで「続投」とか言っている人たちは、
事の深刻さを全く理解していない、
中学校社会科でも学習するイロハのイすら
わかっていないと言わざるを得ないでしょう。

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