教育の義務は誰の義務? その2

http://kuririn.info/human-rights/duty/

では、不登校児の親は罰せられるのでしょうか。

さにあらず。

学校教育法施行令20条は「出席させないことについて正当な理由がない場合」に、就学義務違反に当たる

と定めています。たとえば、子どもが学校でいじめを受けており、出席させると子どもに危険が及ぶような

場合、子どもを守るために出席させない正当理由があることになります。

義務教育制度で保護者に就学義務を強制しているのは、子どもの学ぶ権利を保障するためです。

子どもが学校で学ぶことを希望しているのに、保護者が就学させないという事態を防止するのが目的です。

子どもが学校をいやがっているのに、大人の力で出席を強制すると子どもの心を傷つけてしまうおそれが

あります。そのような場合は、子どもが家庭で安心して過ごせるように配慮し保護することが、保護者たる

親の基本的な責任ですから、「出席させない正当な理由」があることになります。

ホームエデュケーションを選択することが子どもの最善の利益に沿っていると言える場合も同様です。

今回ニュースになった母親が主張しているのは、「娘の芸能活動を優先した」というもの。

…これだけだと微妙ですが、まさに学業を犠牲にして仕事をさせないことが憲法や法の理念なので、

仮に娘さんが学校よりも芸能活動に励むことを望んでいたとしても、ちょっとアウトでしょうか。

でもまあ、家庭教育の一環としてのキャリア教育で芸能活動に従事させているとか、

何とでも言えちゃいそうですけどね。私はアンチ学校教育派なので。

もちろん、子の福祉・権利が侵害されることは絶対に防がないといけません。

 

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