司法書士試験の憲法

「司法書士試験の憲法」

司法書士試験に憲法の出題が開始されたのは平成15年からです。

それまでは憲法の出題がありませんでした。
法律家の試験として、恥ずかしい限りです。

まあそれはそれとして、出題は毎年わずかに3問。
しかも、あまり知識の要らない学説問題が主流でしたので、
過去問だけ解いても、ほとんど知識を確認できない状況です。

さて、今年の試験問題の特徴は、知識問題がメインだったことです。
憲法以外の10科目において学説問題が0だったことから考えても、
学説問題を廃止して知識問題をメインにしていく、
というのが現代の司法書士試験のトレンドなのだと思います。

この傾向は今年だけでなくここ数年の特徴でもあります。

さて、前置きが長くなりました。

この新傾向である憲法の知識問題対策として、
過去問を解くだけではまったく不十分であることは
幼稚園児でもわかることです。

ではどうすればよいのか。

ちゃんと意識してやればオートマシリーズだけでも足ります。

しかし、もっともっとアウトプットしたい、という方には、
行政書士試験の問題を解くことをお勧めします。

行政書士試験は、毎年知識問題を中心に5肢択一式が5題、
しかも憲法の出題の歴史も古いですから、
過去問が豊富にあります。

さらに、多肢択一の穴埋め問題もありますから、
多角的に憲法問題の演習ができるのです。

さらにさらに、ここ最近は、
思考力重視のおもしろい問題も散見されます。

論点1 では、予備試験や司法試験の問題もやったほうがよいか?

私は消極です。
予備試験や司法試験の問題は、
例えば人権の分野で、最高裁以外の判例も相当深く聞かれます。
いささかやり過ぎになってしまうように思います。

論点2 この際11月の行政書士試験を受けてみることの可否

この論点については「この男、司法書士。」で
詳しく論じていますのでぜひお読みください。

勉強に専念できるなど、
余裕があるなら検討してもよいでしょう。
検討される方はこちらをどうぞ。
https://gyosei-shiken.or.jp/

今年の憲法は問2・問3を間違ってしまったとしても
仕方なかったと思いますが、
既に、こういう傾向もあり得るということが示された以上、
来年も同じような問題で間違っているようではダメです。
ちゃんと対策しておきましょう。

憲法を主要な論点の学習と現場思考だけで乗り切れる時代は
終わりました。
法律家を目指すのですから、憲法はちゃんと学習しましょう。

「この男、司法書士。」
https://www.amazon.co.jp/dp/4847143159