文句を言いたい人たち

「文句を言いたい人たち」

先日、役所で1時間待たされたくらいで
大人げないことを書いてしまった私ですが、

世の中、モンスター〇〇と呼ばれるような、
文句を言いたい(だけの?)人たちというのは確実に増加している
ように思います。

司法書士にも、モンスター依頼者がやってくることはあります。
そこで、依頼者は神様と、ハイハイと何でも言うことをきくのか、
ここで諭すことこそ真の権利擁護だと考え、
依頼者にとって耳の痛い、相手の言い分も踏まえたことを言うのか、
司法書士として、そして人間としての倫理観が問われるところです。

私はおそらく後者です。

妻に不倫されて離婚したいという相談に対して、
子どものことを考えたら、1度くらい許してあげましょうよ
と言ってしまい、嫌がられるタイプだと思います(苦笑)

司法書士試験問題に対しても文句が出ます。

曰く、
「ボリュームが多すぎる。スピード競争させたいのか。」
「実務であり得ないような出題はやめてください。」

気持ちはわかりますが、しかしですね。

今年の午後択一試験は、個数問題なし、学説問題なし、
登記簿読み取り問題なし。各肢の文章量減少。

近年になく取り組みやすい年だったんですよ。

それなのに時間が足りないというのは、
正直申し上げて準備不足だと思いますね。

ある程度レベル以上の出題内容は維持したいわけですよ、
業界の人間として。

また、実務であり得ない出題、というご指摘には2つの反論が
可能です。

1つ、実務であり得ないことなどない、という反論。
(この点は以前書いたので省略します)

そして2つめ、
不登法には、「実務の生の試験は受験生には難度が高い」
という批判がされているわけです。

実務っぽい出題をすれば「受験生にふさわしくない」
予備校っぽい出題をすれば「実務にないこと出すな」

どっちやねん!
私が試験委員だったらブチ切れています。

私は、今年の試験は良い問題だったと思いますよ。
これに対してすら文句を言うのでは、
「じゃあ何出せばいいのさ」「じゃあいつ合格するんですか」

と言いたいです。

司法書士試験評論家になりたいのなら別論、
試験に合格して司法書士になりたいのであれば、
問題に文句をいうのは止めにして、
自分に何が足りなかったのか反省し次に活かしましょうよ。

最後に、私の本に対するレビューにもいくつか指摘させてください。

・「オートマを使わない人にはまったく無意味な内容」

→吉野家に対して、
「牛丼が食べたくない人には無意味なお店」
と言っているのに等しいです。

冒頭でオートマ体験記、オートマのトリセツ、公式ガイドだと
明記しているはずです。
っていうか、オートマシリーズの1冊という位置づけです。
山本先生の黒帯がかかっていたでしょう…。
最初にお読みいただきたいオートマシリーズです。

・「自己自慢だ」

→前提として、試験に合格した体験談、
私が経験した事実を記しています。
3位で合格したから3位で合格したと書いています。

それを「自慢だ」と言われてしまえばそこで
コミュニケーションは断絶、話は終了してしまいます。

自分は3位どころか、1位で合格してやるぜ、という気概で、
私の提供する情報を全部身につけて、
あるいは自分なりにアレンジして活用する、
そういう風であってくれたらありがたいです。

・「値段が高い(情報が少ない)」
→少し栗原が意訳しています。
モノの値段というのは受け止め方は人それぞれですので、
そこは別にいいですが、

これだけ貴重な情報が山盛りの書物をお読みになったのに、
有用な情報が少ないとお感じになってしまうことは、
著者として大変残念に思います。

私は学習アドバイザーとして池袋校と水道橋校に
月に1度ずつ駐屯しています。(講師としては池袋校担当です)

また、この時期、非常に多くの相談、質問メールをいただいています。

事実なので申し上げますが、
質問されるほとんどの内容は、私が本の中で書いてあることです。

それだけ、みなさんがお知りになりたいこと、
試験合格のため、合格後実務に就くために役に立つことを
たくさん書いたつもりなので、
ぜひ熟読して、実践していただければ
よろしいのではないかと存じます。

この場をお借りしまして、
本を読んでくださった方、
先日のイベントにお越しくださった方、
個別質問で私に声をかけてくださった方、
に対し、厚く御礼申し上げます。

「この男、司法書士。」
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