リバース第9話から考える刑法 その1

<注意>
一応、ネタバレしないように書くつもりですが、
一切聞きたくないという方は、
ドラマを見てから本記事をご覧ください。…
なお、ドラマはTBSのホームページで見ることができます。

ついに、広沢を殺した犯人が実は○○だったことが判明しました。
さてそこで、○○は罪に問われるのかを考えましょう。

基本的に、犯罪というものは、故意が要求されます。
故意のないことは犯罪になりません。

殺人罪は、「殺そう」と思って殺すことが要件です。
ボッコボコにしてやろうと思っていたらやりすぎて死んでしまった、
この場合は殺人罪ではなくて傷害致死罪になります。
(傷害については故意が存在する)

殺人罪は死刑もあり得ますが、
傷害致死罪では最長でも20年の懲役か禁固。
無期懲役すらありません。
全然重さが違ってきます。

しかし、いくつかは、故意がなくても処罰されるものがあります。
たとえば「過失致傷罪」と「過失致死罪」です。

その名のとおり、故意はないが過失、つまり
「うっかりやってしまった」でも犯罪となってしまいます。

では、一体どのくらいの罪なのでしょうか。

刑法第210条
過失により人を死亡させた者は、50万円以下の罰金に処する。

え?
人の命なのに、罰金刑しかないの?
しかも50万円って、淫行条例すら200万円なのに?

…と思われた方も多いと思います。

日本では、過失で命を奪うことよりも、
故意に淫行するほうが重いとみているわけですね。
そのことの妥当性はここでは議論しません。

※刑事罰の話です。民事訴訟ではいくら損害賠償請求させられるか
わかりませんよ…

(つづく…)

CM
リバース原作本の3%くらい売れてほしいです!
よろしくお願いします。

「この男、司法書士。」6/13(火)16時まで15%オフ!
https://bookstore.tac-school.co.jp/book/detail/54315/

「司法書士試験攻略法 民法篇」(電子書籍)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07214NT6C