リバース第9話から考える刑法 その2

http://kuririn.info/jiei/rebirth-2/

前置きが長くなりました。
これを本件について見るに、○○に殺人の故意がないことは明らかです。
では過失致死罪に問えるか?
…私は微妙だと、どちらかというと消極です。

広沢が△△が□□□□□□と知っていたのならばともかく、
知りもしないわけですから。
そういうことに配慮しなければいけない専門職とか
そういうわけでもないですしね。
これで犯罪になってしまうとなると、
ちょっと処罰範囲が広すぎると思います。

以上は「刑法」として考察しました。
これを刑事訴訟法で考えますと、
実は、○○が処罰されることはあり得ません。

そうです、公訴時効を迎えているからです。

刑事訴訟法337条4号が、
時効が完成したときは免訴の判決を
言い渡さなければならないと定めています。

で、時効がいつ完成するのかというと、
罪の重さによって異なっています。

刑事訴訟法第250条
1.時効は、人を死亡させた罪であつて禁錮以上の刑に当たるもの
(死刑に当たるものを除く。)については、
次に掲げる期間を経過することによつて完成する。
1.無期の懲役又は禁錮に当たる罪については30年
2.長期20年の懲役又は禁錮に当たる罪については20年
3.前二号に掲げる罪以外の罪については10年

2.時効は、人を死亡させた罪であつて禁錮以上の刑に当たるもの
以外の罪については、次に掲げる期間を経過することによつて
完成する。
1.死刑に当たる罪については25年
2.無期の懲役又は禁錮に当たる罪については15年
3.長期15年以上の懲役又は禁錮に当たる罪については10年
4.長期15年未満の懲役又は禁錮に当たる罪については7年
5.長期10年未満の懲役又は禁錮に当たる罪については5年
6.長期5年未満の懲役若しくは禁錮又は罰金に当たる罪については3年
7.拘留又は科料に当たる罪については1年

刑事訴訟法253条
1 時効は、犯罪行為が終つた時から進行する。
2 (省略。共犯について規定)

過失致死罪は、250条2項6号に当たりますから、
「犯罪行為が終わった時から3年」
が経過すれば、もはや有罪になることはありません。

原作本だと微妙ですが、
ドラマでは事件から10年後という設定ですから。

…以上、人気ドラマで法律を考えてみました。
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