司法書士試験の民法(債権分野)

「司法書士試験の民法(債権分野)」

実は憲法ともう一つ、司法書士試験よりも行政書士試験の
問題のほうが参考になる科目・分野があります。

それは民法の債権分野です。

皆さんも薄々気づいていると思いますが、
物権分野よりも債権分野のほうが、
ずっと内容的に奥深いし難しいのです。

ですから、司法書士以外の法律系資格・公務員試験は、
物権・担保物権からの出題は少なめで、
債権分野から多くの出題がなされます。

債権分野からたったの4題しか出題されず、
物権と担保物権から9題も出題するという
歪な構成になっているのは司法書士試験くらいなもんです。
普通だったらむしろ逆なのです。

ですから、内容の広さと深さのわりに、
司法書士試験の過去問が少なすぎて、
債権分野はまったくカバーできていないのです。

過去問しかやっていない司法書士受験生の
民法債権分野の実力は、率直に言って、
行政書士受験生よりはるかに劣ります。

行政書士試験には、択一式だけでなく、
非常に配点の高い40字記述問題が2題も出ることもあって、
(本気で合格を目指す)行政書士受験生は、
民法の債権分野をかなり深く勉強しています。

例えば、
私が受けたときには行政書士試験でこんな出題がありました。

(要約)
不法行為に基づく損害賠償債権を受働債権とする相殺が
禁止されている理由を判例に即して40字以内で答えなさい。

司法書士受験生諸君、答えられますか?
行政書士さんに負けてしまいますよ。

債権分野に限らず、この40字記述問題は、
基本条文と判例の理解に最適です。

債権分野の知識は、訴訟業務の要になるもので、
特別研修・認定考査のメインテーマです。
ちゃんとやっておかないと合格後に恥をかくことになります。
もちろん、司法書士試験合格のためにも重要です。

債権分野は過去問の何百倍も広く深く勉強すべきだということを
忘れずに、勉強に励んでください。

行政書士試験と兼ねることの可否や、
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法律系資格試験・公務員試験にも役に立ちます。