民事と刑事の違い

民事裁判では、誰しもが原告になって相手を訴えることができます。
しかし刑事裁判はそうではありません。
起訴できるのは検察官だけです。

起訴どころか、捜査すらできません。
あなたの大切なSMAPの写真集が盗まれてしまい、
犯人の目星がついていたとしても、
勝手に家を捜索すれば逆にあなたが住居侵入罪になってしまいます。
一般私人は、現行犯逮捕はできますが、
それ以外には捜査・逮捕の権限がありません。

ですから、刑事責任の追及にはどうしても国家機関の力を借りる必要があります。

そのために告訴や告発の制度があります。
刑事訴訟法230~244条に規定があります。
シンプルな1~2行の、読めばわかる条文ばかりです。
ぜひ各自で読んでみてください。
以下、ポイントのみ記します。

告訴・告発は、捜査機関に対し犯罪事実を申告し、
犯人の処罰を求める意思表示を言います。

被害者(とその法定代理人等)から行うのが告訴、
何人もできるのが告発です。

告訴・告発は条文上は口頭でもできることになっていますが、
実際に口頭でやったらおそらく嫌がられます。
きちんと告訴状・告発状を作成し提出するべきです。

文章自体もしっかり作成する必要があるし、
証拠等の添付書面もつける必要があります。
自分で作るのはかなり厳しいと思います。
司法書士にご相談ください。