りりぽんと事務所・運営の法的責任を真面目に考える

りりぽんと事務所・運営の法的責任を真面目に考える
※6/27時点での見解です

民事的な責任については、
緊急版として電子書籍を出す予定なのでそちらに譲ります。
(既に執筆自体は終えています。1週間くらいお待ちください)
本稿では、電子書籍で触れていない刑事責任について考察します。

今回の件が刑法に触れるとすれば、やはりこれでしょう。

刑法第246条
1.人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。
2.前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを
得させた者も、同項と同様とする。

詐欺罪です。
ファンが財物を交付したことは疑いようがありませんから、
恋愛の事実を隠していたことが「人を欺いて」に該当するか、
ここがポイントです。

これについてアディーレ法律事務所の岩沙好幸弁護士は、
概ね次のことを言っています。
「恋愛禁止の掟を破って交際していることを
伝えなかったという行為(不作為)が問題となります。
不作為による詐欺罪が成立するためには、
『法的な告知義務』が認められなければいけないところ、
恋愛する自由は憲法13条で保障されている重要な権利です。
全国のファンに対して異性と交際していることを明らかにする
法的な義務はありません。
よって、詐欺罪が成立する可能性は低い」

※栗原が要約しています。
詳しく読みたい方はこちら。
http://www.cyzowoman.com/2017/06/post_143042_1.html

恋愛の自由が憲法13条で保障されている、
というのは私と同意見です。

しかし。

恋愛することが自由、
イコール
恋愛している事実を隠して財物を交付させてよい

ということにはならないのではないでしょうか。

恋愛禁止を標榜しているグループにおいて恋愛している事実を
告知しないということは、
「自分は恋愛していません」と
積極的に欺いているという評価を受けても仕方ないように思います。

実際りりぽんは以前、ツイッターでわざわざ
自分が処女である旨を宣言したことがあります。

また、100歩譲って、恋愛から離れてみましょう。

仮に…本当に仮にですよ。
結婚発表することは本人も決めていたし運営も把握していた。
でも、CDの売り上げを減らさないために、
敢えて交際中であるとか結婚によるグループ脱退を
考えているということを隠して、
「面白い未来はりりぽんに任せてくださいっ!!」
「選抜に入ってジャケ写に私が入ったCDを配りまくりたいですっ!!」
などとツイッター等でCD購入を煽った、運営も黙認していた…
というようなことであれば、
この問題は振り込め詐欺にも匹敵する悪質商法という評価も
し得ると思います。
※現時点ではあくまでも仮定の話です。

恋愛は憲法で保障されているから問わないとしても、
今後もアイドルとして活躍していくと誤認させておいて、
投票期間が終わったとたんに脱退宣言、
これは刑事的にも民事的にも責任0とは
言えない可能性もあるように思えてきます。

ちなみに、直接の被害者でなくても告発はできます。

刑事訴訟法第239条
1.何人でも、犯罪があると思料するときは、告発をすることができる。
2.官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料
するときは、告発をしなければならない。

もっとも、告発や民事訴訟をするかしないかは、
ファンや一般国民であるあなたが決めることです。

司法書士は、民事訴訟の書類も作れるし告訴状・告発状も作れます。

私は個人的に、勝てるか負けるかはともかく、
この機会にこの問題は最高裁まで徹底的に争うべきだと思っています。

・年端もいかない少女たちの恋愛の自由を奪うことの是非
・いわゆる「AKB商法」と揶揄される商法自体の是非

を、この際最高裁に判断してもらうことには
大きな意義があると思います。

私と一緒に、最高裁まで闘ってみたいという勇者は、
ぜひお問い合わせください!

司法書士 栗原庸介
kuririn1228@hotmail.co.jp