日野市子どもの貧困シンポジウム報告(2017.6.17)

日野市子どもの貧困シンポジウム報告(2017.6.17)

私は、東京司法書士会 三多摩支会 社会問題対策部
司法過疎委員会の副委員長を務めております(長い!)

司法過疎委員会では

・高齢者の孤独死対策
→地域サロンでの出前法律講座
・司法過疎地域のお祭りにおける法律相談

を無料で実施する、いわゆるプロボノ活動に取り組んでおります。

この2つに加え、今年度から新たに、
「子どもの貧困」対策に取り組むことになりました!

…といっても、司法書士として何ができるのか、
まずは知るところから始めようと手探り状態です。

さて6/17、日野市「子どもの貧困に関するシンポジウム」に
参加したので、簡単にご報告します。

私の出身大学、首都大学東京、阿部彩教授の講演より
・2012年における子どもの貧困率16.3%、6人に1人
・近年は高齢者よりも15~24歳の若年層のほうが貧困率が高い。
・子どもの貧困=シングルマザー、という認識は必ずしも正しくない。
貧困の子どものうち、ひとり親世帯は2~3割に過ぎない。
・約3%の子どもが、電話・電気・ガス・水道滞納で止められた
経験をしている
(通常、これらは優先して支払うはずなので、
相当のところまできているということ)
・経済的貧困は文化の貧困(体験の欠如)にもつながる。
「海水浴に一度も行ったことがない小5」
一般層では0.2%に過ぎないが、貧困層では28.5%にもなる。
・早朝や深夜、土日祝に親がおらず一人(又は兄弟姉妹のみ)で家にいる子が1~3割存在。
・一般層に比べ貧困層では親の抑うつ傾向も多い。
・学校の授業が「あまるわからない」「ほとんどわからない」
と回答する率も有意に差がある。
・「家に勉強机がない」20%強、
「自宅で宿題をするスペースがない」5%弱。
・野菜を週に1日以下しか食べていない子が貧困層で3.3%存在

→子どもの貧困が社会問題になっていることは知っていました
が、こうして具体的なファクトを数多く突きつけられて、
相当深刻な状態にあるとわかりました。

大変勉強になるとともに、司法書士として何とかしなければ
との思いを強くしました。

2部のパネルディスカッションで、
日野市のすばらしい取り組みについて聴けました。

詳しいことに興味のある方は日野市の資料をご覧ください。
全課を挙げて、オール日野で取り組もうとする姿勢が
大変評価できると思います。

社会福祉法人「創隣会」というところが、
日野市から委託を受けて、

生活保護世帯(に準ずる子も含め)の子に
居場所と食事を提供し勉強も教えるという

ことをやっているようです。

高齢者サロンで法律講座を実施しているノウハウを活かし、
子どもたちに法律知識を教えることで
貧困状態の子が不幸に陥るリスクを下げられるのではないか
(例えば、18歳になって児童養護施設を出たとたんに、
お金や契約の知識がないので悪い大人に騙される例は多い)

あるいは、子だけでなく親御さんに向けても、
法情報を提供したりお悩み相談を聴いたりすることが
社会的にも精神的にもお役に立てるのではないか、

そんなことを考えました。

今後の予定
・町田市議員の「石井くにのり」さんに話を伺う
→これは既に実現したので別の記事でご報告します!

・子ども食堂の見学

・既にこの分野に取り組んでいる司法書士さんを招いての研修会

また、記事をアップしていきます。

皆さん、司法書士に取り組んでほしい課題等ございましたら、
どしどしご意見・ご要望をお寄せください!

司法書士 栗原庸介
kuririn1228@hotmail.co.jp
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